赤ちゃんとの外出時にとても便利な抱っこ紐。
この記事にたどり着いたあなたは、どの抱っこ紐にしようかとご検討中の事と思います。
「抱っこ紐と言えばエルゴベビー一択。皆も使ってるから、私もエルゴベビーの抱っこ紐にしようかな」
なんとなくそう思っていませんか。
私は元々エルゴの抱っこ紐を購入しようと思って、様々な口コミ評価を確認していました。
そんな時に、ちょっと気になった口コミを発見。
「自分が小柄だとエルゴは大きすぎ」
「欧米諸国の方の体型に合わせて作られてるから、大きめ」
私は身長145㎝しかありませんので、日本人としても相当小柄です。心配だったので結局、napnap(ナップナップ)という国内メーカーの抱っこ紐を購入するに至りました。
抱っこ紐を購入しようと思った時は妊娠中だということもあり、実際に抱っこ紐を試着する事はありませんでした。なので、結局エルゴの抱っこ紐は小柄ママには大きすぎるのかどうかの検証は出来ませんでした。
でも、つい最近エルゴの抱っこ紐が店頭に並んでいたのを見かけたので、気になっていたエルゴを試着してみました。「エルゴってどうなの?」「やっぱり大きいの?」「国内メーカーの抱っこ紐とどう違うの?」とお悩みの方の参考になればと思います。
エルゴベビーとnapnapの特徴
それでは、エルゴべビーの特徴から見ていきましょう。
エルゴベビーって何?
エルゴベビーは、2003年にハワイ・マウイ島で誕生したブランドです。「動きやすさ」や「快適性」を追求したデザインは、多くのに人に愛され、現在では50か国以上で販売されています。
日本での抱っこ紐におけるエルゴベビーのシェアは約50%と言われていますので「何処を見渡してみてもエルゴの抱っこ紐ばっかり」と感じる方もいるかもしれません。
たまひよなどのママ雑誌にもたくさんエルゴの広告が出ていますので、その様な雑誌などを読んでいると必然的に目に入ってしまいますよね。その広告を見て、購入しているママが多いのではないかと思います。
続いて、napnapの紹介です。
napnap(ナップナップ)とは?
napnap(ナップナップ)は、国内メーカーの抱っこひも。
安心・安全設計で、整体師・プロ保育士・子育て中のママが協同開発した商品です。
日本人の体型に合わせて作られていますので、小柄ママにも安心ですよ。
エルゴの半額位の値段で、抱っこ紐+新生児パッドの購入が出来ますので、コスパは抜群です。
子供の安全性重視であれば、小柄ママは国内メーカーの抱っこ紐で決まり
結論から言います。150cm前後の小柄ママは国産の抱っこ紐を購入して下さい。
欧米人を基準に作られている抱っこ紐は大き過ぎなので、赤ちゃんが隙間から転落してしまう可能性があります。参考までに、アメリカ人女性と日本人女性の平均身長と体重を載せます。
平均身長 | 平均体重 | |
アメリカ人女性 | 164.8cm | 74kg |
日本人女性 | 158.0cm | 53kg |
諸説ありますが、色々調べるとこんな感じ。
身長に関しては、思ったほど差がありませんでしたが、問題は体重。私、ビックリして色んなサイトや記事を見ましたが、アメリカ人女性の平均体重は74kgもあるそうです…。日本人女性との差は実に21kg!
そんな大柄なアメリカ人女性や欧米諸国の女性(参考までにフランス62.4kg・ドイツ67.5kgと、欧米諸国の女性は日本人女性の平均体重とはずいぶんとかけ離れています)を基準に作られているエルゴが、日本人女性にフィットするはずがありません。
エルゴの広告では、欧米人が抱っこ紐を着用しているのでカッコよく見えます。でもエルゴの抱っこひもは、一般的な体型の日本人女性にとって大きすぎます。大きめでふくよかな人には相性がいいと思いますけどね。
実際にエルゴを試着してみました
前フリが長くなってしまいましたが、身長145cm・体重37kg前後の小柄な私がエルゴを試着してみました。
まずは子供をのせていない状態から。
▲予想通り、ブカブカでした。ウエストベルトを自分サイズに合わせたので、ウエストはOKでしたが肩の部分は浮いてしまいました。肌触りは柔らかくて良かったですけどね。
そして子供(1歳1ヶ月)をのせてエルゴの抱っこひもを試着。
▲手がスルスルっと抱っこひもから出てしまいます。
手が出るのはいいのですが抱っこひもに所々スキマがあるので、子供が落ちそう。写真ではわかりにくいかもしれませんが、ウエスト部分がかなり下の方までかかってしまっているので、ちょっと気持ち悪さを感じます。
肩の部分は大きい=私には長すぎるのか少し浮いているので、子供を常に支えながらでないと「落ちるのではないか」と不安です。
1歳1ヶ月(9.6kg)を抱えて試着して微妙なのですから、0歳児を抱えてエルゴの抱っこひもを使用した場合の安全性はちょっと疑問。
▲一番恐ろしいのが落下防止ベルトがないこと。厳密に言えばあるのですが、別売りです。napnapは抱っこひもと一体型になっている落下防止ベストがあるので、ちょっと不親切ですね。
▲ちなみに、身長174cm・体重70kgの筋肉質な夫がエルゴの抱っこひもを試着してみたら、ちょうど良かったみたいでした。夫が言うには「俺はnapnapよりエルゴの抱っこひも方がいい」とのこと。
napnapの抱っこ紐を着用した様子
エルゴはやはり小柄ママには、大き過ぎです。では、国内メーカーの抱っこ紐であるnapnapを着用した場合はどんな感じなのかは、以下の通り。
まずは、子供をのせていない状態。
▲エルゴを着用してみた写真と見比べてみるとわかると思いますが、この時点で全然違いますね。特筆すべき事として、私でも肩ひもが肩にフィットしている点でしょうか。肩ひもがすっぽ抜けてしまう心配はありません。
次に子供(1歳1ヶ月)を抱えた状態がこちら。
▲息子はだいぶ大きくなったので、上に手が出てしまいますが、フィット感のある肩ひもなので安心。
▲エルゴの時にちらっと書きましたが、napnapは落下防止ベルト(ベスト)が付いています。抱っこ紐とは一体型になっていますので、別途購入の必要はありません。
▲ちなみに、napnapの抱っこ紐前方についている大容量ポケットがとても便利です。子供が小さい時にはガーゼとがま口のお財布を入れて、ささっと買いものに行ってました。1歳になった今は、暑い時とかに保冷剤などを入れて買い物へ行くことがありますね。
▲エルゴは縦にファスナーがあるだけなので、容量は小さめですね。
エルゴとnapnapの抱っこ紐比較まとめ
・国内メーカーの抱っこ紐(napnap)の方が良い。
まとめもなにもあったものではありませんが、小柄ママは欧米規格の抱っこ紐は避けた方が無難。
妊婦・ママ雑誌の広告に決して流されないでください。
抱っこ紐は、赤ちゃん・子供の命に関わりかねません。
見た目のカッコよさ等に惑わされず、安全性を重視して抱っこ紐を選んだ方が、後々後悔する事はないと思います。