食物アレルギークラス6でも諦めないで。場合によっては食べられる事もある

cd20b49a34e25d68ad4089dc1fb0b432_s食物アレルギーは一般的に血液検査を実施し、IgE抗体の抗体値によってクラス・スコアわけされています。クラスは0~6まであり数値が高ければ高いほどクラスのレベルも上がります。
血液検査の結果は以下のように数値化されます。そのため初めての方でも分かりやすい仕組みです。
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※参照元:環境再生保全機構 よくわかる食物アレルギーの基礎知識より
一概に数値と症状は一致しているわけではなく、クラス4でも症状が出ない子もいれば、クラス2で症状が出てしまう場合もあります。そのため詳しい症状を知る為には食物負荷試験をする事が一般的です。

ただし、これはクラス4までの話。クラス6ともなると医師の間でも神がかりとも言われるほど酷いレベルで、確実に症状が出て、場合によっては一生治らないとも言われています。

筆者の息子は残念ながら卵アレルギークラス6。しかも卵白だけでなく卵黄クラス5オボムコイドクラス6(熱しても失わない卵成分)とパーフェクト。検査した病院の医師に「ここまで酷い数値は見た事ない」とまで言われました。
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そのため、私達夫婦は息子に卵製品を一生食べさせる事は出来ないのだと落胆しました。

数値は日によって異なる

酷い食物アレルギーと分かり、我々はアレルギー専門医がいる小児科に転院することになりました。そこで初めて言われた言葉が「血液検査の結果は子供の状態によって大きく変わる」ということです。

当時の息子は皮膚が荒れていて、酷い乳児湿疹と診察を受けていました。専門医に診てもらった所、ただの乳児湿疹とは異なり、アトピー性皮膚炎とわかります。

アトピー性皮膚炎は血液検査にも大きく影響を及ぼし、抗体値が高くなってしまうこともあります。皮膚炎だけでなく子供の体調、例えば風邪気味、体調不良などの症状でも抗体値に影響を及ぼし、正確な数値が出にくいとことでした。

症状は子供によって異なる

前述でも説明したとおり、アレルギー症状は子供によって異なります。新潟にあるすこやかアレルギークリニックによるとクラス2では約15%、クラス3は約40%と、クラスの上昇に併せて症状の出る確率は上がり、クラス6の場合は100%の症状が出たとのことです。

幸いな事に息子の場合、牛乳がクラス2でしたが、症状が出る事はありませんでした。しかし、卵の場合はフレンチトーストを食べさせた直後に蕁麻疹を発症し、救急車で運ばれるまで酷い症状。

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※詳細はこちらに書きました。

当然、卵を強調している製品(卵焼き、ゆで卵など)は食べる事ができません。

専門医も問診の結果、卵を強調している製品は現時点では食べる事はできないと結論付けました。しかし、ここから先の話は私達夫婦と考えている事が異なりました。

専門医によると症状は前述に述べた様に人によって異なり、クラス6でも当てはまるとの事。つまり、卵成分が含まれた加工品なら食べられるかもしれないので、少しずつ食べさせて慣らしたほうがいいということです。

食物アレルギーの治療は除去食が一般的で転院する前に別の病院に訪ねた際「除去食しかできないから通院しても意味がない」とまで言われていました。

そのため少しずつ慣らしていくという発想は私達にはなく、驚きと同時に「食べさせて大丈夫なのか?」という不安が強かった覚えがあります。

しかし卵が一切食べられないと子供が成長したときに、大きな障害になることは間違いありません。そのため私たちは専門医のいうとおり、少しずつ慣らしていく事にしました。

慣らし食の方法と結果

慣らし食は軽い加工食品を少しずつ食べさせ、徐々に量を増やしていくという方法。選ばれた食品は卵ボーロ。
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当然卵は含まれており、食品表示からも分かるように、卵はアレルギー成分に含まれています。
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卵ボーロ1個に含まれている含有量は1.6mg(※専門医による。メーカーごとに卵含有量は異なる)と少なく、慣らしていくには最適な商品といえます。
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ちなみにフレンチトーストは卵1個使用していたため、Mサイズと仮定しても50gとなります。アナフィラキシーを発症した際は半分は食べていたので単純計算で卵25g
蕁麻疹でおさまったのが不思議なレベルです。

話は戻り方法は1週間に1個ずつ卵ボーロの量を増やしていき、最終的には10個まで試してみるとの事。
もし異変が起きた場合、症状を抑える薬を飲み、病院に直行するという配慮はしています。

それでは卵ボーロを食べさせてみる事にします。
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何も分からない息子はおいしそうに食べ始めました。その後1時間以内に様子が急変しなければいいんですが…

1時間後…

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特に異変はおきませんでした。卵ボーロ1個目はクリアです。

その後数を増やしてみた

その後、毎週卵ボーロ1個ずつ増やしていき、今では10個食べても症状が出ない事がわかりました。そして、次のステージに進んでもいいと専門医の許可を貰いました。次はヤマザキのダブルソフト1/8です。卵含有量は一枚96mg(※いずれも専門医が見ていた食物アレルギー専門本に記載。メーカーに直接訪ねると違った返答があるかもしれませんが、私達は専門医を信じる事にしました)なので1/8だと約11mg
このまま加工食品クリアしていければと願うばかりです。

完全除去食はしないほうがいい

クラス6の息子でも少しずつ食べてさせていくうちに、卵ボーロ10個まで食べられるようになりました。グラムでいうと16mg。まだまだ少ないですがアレルギーの治療は焦らず、じっくりと根気強く続ける事が大切です。

卵の場合、アレルギー持ちの子供が多い為、除去食が沢山あります。そのため完全除去する事も容易です。しかし完全除去するとアレルギー症状が緩和する事がなく一生卵アレルギーと付き合う羽目になります。

そのため現時点ではコツコツと限界量を食べさせていく事が最善の治療方法だそうです。

<メモ>
息子、生後9ヶ月で卵アレルギークラス6と判明。生後11か月に卵ボーロ10個まで食べる事が出来るようになった。

当ブログでは息子の食物アレルギーの状況などを随時記事にしております。
時系列順に読みたい方は当ブログのカテゴリー「食物アレルギー」から過去記事を追って読んでみて下さいね。

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この記事の著者

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幼稚園より水泳をはじめ、中学では県トップとなり全国大会常連に。大学卒業後、26歳までに転職3回以上繰り返し、自己啓発セミナーで40万円だまし取られる。妻とはネット婚活で知り合い、無事結婚。現在は製造メーカーで生産管理として勤務中。

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