公開日:

卵アレルギークラス6の息子がゆで卵1個食べられるようになるまでの記録まとめ。アレルギークラス6でもあきらめないで。

「もうお子さんは一生卵を食べられないかもしれません」
「卵を食べないしか、今のところ治療方法はありません」

生後8か月で発覚した食物アレルギー。卵関連のアレルギーはおおむねクラス6(卵黄のみクラス5)。近所の小児科に併設するアレルギー科の医者にはさじを投げられてしまい、途方にくれました。本当に息子は今度一切卵を食べる事ができないのかと様々な方のブログや体験談を連日探したものです。結果として、食べられるようになった子はいたけれど、そもそも息子より酷いアレルギーの数値ではありませんでした。

それでも私はあきらめませんでした。諦めずかたっぱしからアレルギー科に連絡し、ようやく息子の食物アレルギーと向き合ってくれる医者に出会い、なんとわずか2年でゆで卵1個をペロリと食べられるようになりました。息子がゆで卵1個を食べられるようになるまでの記録をお伝えします。(※正確には卵1個+卵成分の食べ物を食べても症状は出ません。もうアレルギーなしの子とあまりかわりません)

今、子供の食物アレルギーで悩んでいるパパママの参考に少しでもなれば嬉しいです。

卵アレルギークラス6の息子がゆで卵1個食べられるようになるまでの記録

食物アレルギー発覚時の息子の検査結果をまずはご覧ください。

・牛乳 クラス2
・卵白 クラス6
・卵黄 クラス5
・オボムコイド クラス6

この検査を受けた病院では「こんな酷い数値見たことないですね」と言われてしまいました。ちなみに牛乳についても陽性でしたが、実際には症状が出ていませんので治療の対象にはなっておりません。

そして下記が1年後の検査結果。

・卵白:クラス6→クラス3
・オボムコイド:クラス6→クラス3
・卵黄:クラス5→クラス0

これ以降はアレルギー検査受けていません。というのもこの頃には、ゆで卵に少しずつ挑戦しようという段階まで進んでおり「検査は息子に負担が大きいので、このまま少しずつゆで卵を試してみて少しでもアレルギー症状が出たら、再度検査しましょうか」みたいになりました。

息子の卵アレルギー治療の記録

まずはアトピー性皮膚炎の治療から開始

息子の場合は、食物アレルギーだけでなく、なぜか肌荒れが酷くてケロイドの様になっていました。皮膚科に行っても完治しませんでした。私はその肌荒れと食物アレルギーは別件だと思っていました。

しかし、アレルギー医によると「湿疹があるところから食物などのアレルゲンが体内に入り、アレルギーを引き起こすので、まずは肌の治療から始めましょう」と言われたので、ステロイド剤や保湿剤を塗る事になりました。薬を塗っても治らない旨を伝えると、そもそも身体に塗る量が適切ではない事が判明しました。

肌の状態が酷い時には強い薬。
落ち着いたら弱い薬。
なるべく薄く塗る。
ステロイド剤は朝と夜の2回にわけて塗り、2週間で10g(身体)を使い切るというペースでOK。

というのが、皮膚科から受けた指示。

しかし、アレルギー医師からは「1歳くらいのお子さんの場合、一回で使う量は約7gです。薄く塗っていたらいつまでたっても治りません」ときっぱり言われました。かなりベタベタになってしまいましたが、指示通り塗っていたら、1週間ほどであっさりとキレイになりました。ただし、そこで薬をやめてしまうと元通りになってしまうので、しばらく継続してました。

自宅にて経口負荷試験開始

肌荒れが落ち着いたので、いよいよ経口負荷試験開始!病院によっては、数か月に1回入院などをしてアレルギーが出る食材を食べる試験をするみたいですが、私が通っていたアレルギー医師は「自宅で経口負荷試験を少しずつ進めて下さい」という治療方針でした。卵そのものを与えるのではなく、卵成分からですが。

正直すごく怖かったです。だってクラス6ですよ?症状が出たらどうすればいいかパニックになるかも。息子が食物アレルギー(卵)と知る前、フレンチトーストを食べてアナフィラキシーを起こし救急搬送した事があるのですが、その時は涙目になりました。もうそんな思いはしたくありません。

しかし、もし症状が出てしまった場合、ペリアクチンを飲ませて病院へ来るように言われたので、パニックになってもいいようにその事を冷蔵庫に貼っておきました。

<食物負荷試験の計画>
・卵ボーロ1つから初めて、1週間ごとに数を増やす
・卵ボーロ10つまで食べられるようになったら、ヤマザキの「ダブルソフト」4分の1へ
「ダブルソフト」半分食べられるようになったら、ロースハム4分の1
・少しずつ増やしていき、半分以上食べられるようになったら、はんぺんなどの加工物も試す
・症状が出なければ、コロッケやハンバーグなども試す、マヨネーズも少しずつ試す
・身体が慣れてきたら、ゆで卵を試す
・ゆで玉子は32分の1から始めて、1週間ごとにひとかけらずつ増やしていく

ちなみに卵ボーロはキューピーの「たまごたっぷりぼうろ」にしました。というか近所のスーパーではこれしか売っていなかった…。

負荷試験は、何かあってもいいように病院が空いている平日の日中のみ。食べた後の2時間はしっかりと様子を見る事。体調が悪い時は、アレルギー症状が出やすいのでお休み。この生活をゆで卵1個食べられるようになるまで約2年ほど続けました。

その間、幸いにも息子は一度もアレルギー症状が出る事はありませんでした。息子はよく頑張りました。イヤイヤ言わずに食べてくれました。「食べた後はおうちにいないといけないの(外出時に容態が悪くなったら、私がパニックになりそうだから)」と、無理な事を言っていましたが、イヤイヤ言わずにお家でじっとしてくれました。

息子も私も。夫は卵や卵成分を勝手に息子には与えないように、息子が食べたがるといけないので卵なし生活を続けました。私はアレルギーの勉強をしているうちに「環境アレルギーアドバイザー」なんて資格まで取ってしまいました。家族全員本当に息子の食物アレルギーと向き合っていた2年間でした。

2年ほどたった現在。

卵アレルギークラス6だったのがウソの様に、目玉焼き1つペロリと食べてもアレルギー症状は出なくなりました。ついでにコロッケなども一緒に食べていますが、アレルギー症状は出ていません。


アレルギー医師といえどピンキリ。適切な治療をしてくれる病院へ行こう

アレルギー医師を探している時に感じたのが、アレルギー医師と言えどもピンからキリまでいるんだなというのが正直な感想です。電話をしたら「こちらからはなにもする事は出来ません。アレルギー原因物質を除去するしかありません」と門前払いをいくつかの病院で受けました。そのまま納得していたら、息子は今でも卵が食べられなかったかもしれません。あの時諦めずに病院を回って息子のアレルギーと向き合ってくれる医者に出会えて本当によかったとつくづく感じています。

後々知りましたが、食物アレルギーがあるからといって「完全除去」というのは古い考え方で、実際に食べたときの症状と血液検査結果などの組み合わせで診断をつけていくのが正しい方法なのだそうです。もし、通っている病院が「完全除去」する方針であれば、病院を変えた方がいいかもしれません。

ちなみに、一般社団法人日本アレルギー学会のHPでアレルギー専門医を探すことができます。私達もそこからアレルギー専門医を探しました※ですが、専門医とはいえ当たり外れがあるので、必ず比較検討しましょう!

アレルギークラス6でもあきらめないで下さい!
息子は食べられるようになりました!