赤ちゃんの食物アレルギー検査。何科?費用は?治療方法は?絶望的な検査結果に衝撃を受けた日
「どうしてうちの子は食べてる時、頻繁に身体をかくんだろう」
生後5か月に入って離乳食を与えていると、息子が食事中に身体をかいている事に気がつきました。しかし、息子は乳児湿疹を患っており「食べている間に身体が熱くなってかゆくなるのかな」とのんきに構えていました。
そして、生後8か月に入って、離乳食本に書いてあったフレンチトーストを食べた時。
悲劇は起きてしまいました。
アナフィラキシーを起こしてしまったのです。
息子は救急搬送され、市内の大学病院へ。
処置をしてくれた先生にはこう宣告されました。
「食物アレルギーかもしれない。食物アレルギーの検査を受けた方がいい」
こうして私達は息子(8ヶ月)を食物アレルギー検査へ連れて行き、絶望的な結果をつきつけられました。これから食物アレルギー検査を受けようと思っている方の参考になればとその時の記録を書きます。
食物アレルギー検査。何科に行けばいいの?
これは非常に迷いました。
息子の場合は、皮膚の疾患も食物アレルギーから来ているみたいだから、皮膚科に行けばいいのかなと。
よくわからないので近所のかかりつけ医のいる小児科に電話したら「当院では食物アレルギー検査は出来ません」との事。
仕方がないので色々探してみると、アレルギー科なるものがあったので、そこで息子の食物アレルギー検査を行いました。
皮膚科や小児科でも食物アレルギー検査は受ける事が出来るとは思いますが、血液検査項目が不十分で何度も子供に負担のかかるアレルギー検査をしなくてはいけない可能性もありますので、なるべく専門医やアレルギーに特化した病院で検査をした方がよいです。
アレルギー検査専門医のいる病院で受けさせたいとお考えであれば、一般社団法人日本アレルギー学会のHPで専門医・指導医が検索できますのでそちらに通う様にしましょう。
ちなみにうちの場合は、アレルギー検査はアレルギー科でしましたが、息子の場合、かなりの重症なのでそこのアレルギー科ではさじを投げられました。なので一般社団法人日本アレルギー学会のHPのリストに載っている専門医がいる小児アレルギー科へ通う事に。
複数の病院へかかって食物アレルギーを診てもらうのは、避けた方が無難。先生によって指示が違い、責任の所在がどこになってしまうのかわからなくなってしまいますからね。
食物アレルギー検査の費用
気になる赤ちゃんの食物アレルギー検査費用。食物アレルギー検査は血液検査なので高いんだろうなと予想していました。
しかし、なんと食物アレルギー検査費用は保険適用されます。つまり、子ども医療費助成受給券の範囲内という事です。お住まいの自治体により異なりますが、私が住んでいる市の場合は300円でした。
ホントありがたいですね。
ちなみに息子が食物アレルギーでアナフィラキシーショックを起こした際に病院で点滴などの処置をしましたが、それも300円ですみました。
食物アレルギー検査結果の見方
食物アレルギー検査の見方ですが、クラス0~6の7段階にわかれています。
クラス1 疑陽性
クラス2~6 陽性
息子の食物アレルギー検査結果
卵白 クラス6
卵黄 クラス5
オボムコイド(加熱した卵) クラス6
小麦 クラス0
小麦以外全部アウト。
ってかこんなにすごい卵アレルギーはめったにいないと先生にビックリされました。うちの息子の場合、牛乳はそのうち治る可能性が高いけど、卵はわからないという話。
ただし、先生が言うには「検査結果は全てではない」そうです。結局「食べられる」か「食べられない」かをご両親が見極める事が重要だそうです。
実際、うちの息子は牛乳がクラス2なのでアウトのはずですが、ヨーグルトや粉ミルク飲んでも何ともないんですよね。ちょっとかゆそうにしている事はありますが。
食物アレルギーの治療方法は?
赤ちゃんや子供の食物アレルギーの治療方法ですが、一般的には食物アレルギーの原因となりうる食べ物を食べさせない(除去)ようにすることです。
うちの息子の例だと、卵は完全除去の必要があります(なんせ最強レベルの陽性反応が出ていますから)。人にもよりますが最低でも1年は完全除去。ただし、アレルギーの数値は出ているけど症状が出ていない場合(息子の場合が「牛乳」)は、完全ではなくてもよいという話でした。
これはホントに人それぞれなので、必ずかかりつけ医の指示に従ってください。
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