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【体験談】猫が3階の高いところから落下して骨折。猫の症状と費用、治療まとめ

猫といえば、高所から落下しても怪我をしないイメージがありませんか。私はそのイメージを持っていた一人です。

空中で上手に反転して、スタッと何事もないかのように着地する。それが猫に抱いていたイメージでした。台湾の調査にはなりますが、猫の外傷による死亡割合は交通事故47%、転落事故15%、他の動物との争い10%と転落事故は2位という位置づけになっています。

私が飼っている猫も3階マンションベランダから転落しました。その時、実際に起こった経緯と症状、さらに気になる医療費について実体験をお話します。

猫は飼い主の油断から転落を引き起こす

私が飼っている猫は完璧室内猫です。外に出したことは病院にいくときくらいで、外で拾ってきてから外出したのは数えるほどです。性格はおとなしく、慎重。飼い主が心配になるくらい動くことが少ない猫です。そして高いところが苦手、虫も苦手、猫らしくないおとなしい子です。

そのため、私は完璧に油断していました。

気候が冬から春になる時期だったので、ベランダの窓を全開にして換気をしていたのです。ふとベランダを見ると猫が座っています。座っている猫を見てあわてて、家に入れようと追いかけたところ、逃げ回る猫は下に転落してしまいました。

全ては私の油断から引き起こした事故です。あの時、ちゃんと閉めておけば…無理に追いかけなければ…と後悔しても事が起きてからは遅いのです。

転落後の症状

転落したショックから、猫はうずくまりあまり動きませんでした。心配しながら、家に帰って歩かせたところ、歩き方が明らかに変でした。フラフラ蛇行するように歩き、足がもつれたり簡単に転んだりしています。こんな症状を見たことなかったので、明らかにおかしいことはわかりました。

体のどこがおかしいかわからないほど、ふらついていたので「足」「腰」「付け根」「股関節」を触ってみましたが、反応はありませんでした。非常におとなしくなって、元気なくうずくまっているだけです。しばらくすると、おもむろに歩き出しますが、足をクロスさせるように歩き、ほとんど前に進みませんでした。

「絶対におかしい。絶対怪我してる」と思った私達は急いで動物病院に電話をかけ予約するようにしました。

▲布団の中でうずくまるように横たわっていました…

動物病院で症状判明

動物病院に着くなり、レントゲン撮影血液検査を行いました。血液検査は内臓の出血および腎臓機能がおかしくないか確認するためにするそうです。特にGPT&クレアチニン数値を重視するようで、こちらの数値が規定より高いとGPTは肝臓出血クレアチニンは腎臓および尿管の損傷が疑われるといっていました。

血液検査の結果はGPT&クレアチニンは規定値より多少高いものの、炎症で高くなっている可能性がある数値のため様子見で終わりました。

▲クレアチニン数値が2.7。GPT145。クレアチニンが結構高いです。

しかしレントゲン撮影で先生から骨折しているという言葉が…

やはり歩き方がおかしかったので何かおかしいと思いましたが、骨折していたとは…かなりショックで目の前が真っ暗になりました。
通っている動物病院は外科専門ではなく、詳しい診断ができないので別の病院を紹介されました。

この時、初めて知ったのですが猫の骨折や重傷な病気の場合、処置できる病院が少ないということです。町医者的動物病院は風邪や一般的な検診はできますが、骨折や重度の病気は詳しい検査や処置は何もできないそうです。

別の動物病院で改めて検査

正式な診断および処置が可能な病院を紹介してもらい、早速病院に連れて行きました。そこで改めてレントゲン写真を見てもらったところ、診察結果は仙骨の圧迫骨折といわれました。

幸いなことに骨盤のズレは発生しておらず、骨折はしているが手術をして治す類ではないとのことでした。また、尿と便は骨折後一回しているので、多少高いクレアチニンがどのように変化していくか経過観察することに。そのため2~3日は通院もしくは入院をして栄養剤の点滴と抗生物質をあたえ、痛み止めを注射することになりました。

先生いわく食事をするようになれば、点滴もはずれ栄養剤および痛み止めも飲み薬から取って安静にすればいいそうです。

しかし…

私の猫は残念ながら餌を食べてくれませんでした。一応、餌場にいって匂いはかぐものの、ぷいっとどっかにいってしまう始末。
毎日、診察している先生に相談しても、食べる気があってやめてしまう原因ははっきりわからないので、あと2~3日たって食べなかったら再度血液検査および超音波検査を行うことになりました。

餌を食べないことは過去にも経験があり、その時は餌を変えて解決していました。我が家の猫は普段はカリカリ(不味いで有名なサイエンスダイエット)を食べさせているのですが、具合が悪そうなときやご褒美の時はウェットフードをあたえています。今回は骨折したということで、初めからウェットフードを与えていました。しかし全く食べようとしません。

そこで不味いサイエンスダイエットを与えたところ…なんと食べ始めました!!しかもバクバクと。普段は嫌がることも多いのに、骨折したときはカリカリが好きだなんて驚きです。

早速、獣医師さんに食べたことの報告と尿や便の様子を話したところ、良い傾向になっているので1週間飲み薬で様子を見ることになりました。
処方された薬は痛み止めのオンシオールと抗生物質のビクタス10です。痛み止めと聞くと「体に害を与えるのでは?」と思ってしまいがちですが、猫に痛みのストレスを与えることは食事や排便に支障をきたし、治療の妨げになりかねないとのこと。ただし、オンシオールという痛み止めは腎臓に負担を与えるため、腎臓が弱い子や1ヶ月以上の使用はしないと言っていました。

その後…

1週間後には多少足を引きずっているものの、すばやい動きをするようになり、軽いジャンプもできるようになりました。さらに餌は私たちに早くほしいと催促するように…
人間では骨折後の1週間はほとんど回復しませんが、猫の回復の早さに驚くばかりです。

今回の治療費について

今回は幸いなことに手術や入院をせず、点滴&注射で様子を見ながら安静にすることですみました。そのため、かかった費用は検査代点滴&注射代のみです。

それでも…
検査&初診料で24,113円!!

その他6回の通院を含めると全部で4万円以上の出費になりました。かなり痛い金額の出費です。

それでも手術や入院をしたら10倍以上してもおかしくないので、今回の骨折は猫と家計にとって不幸中の幸いといえます。

その後の経過について

その後、順調に回復していき、歩き方もさまになってきました。骨折の回復は順調で再度、血液検査をしたところ、全ての数値が正常範囲内になりました。

本当に回復してよかったです。

ペット保険を検討することにした

今回は手術をしませんでしたが、これから年をとるにしたがって、どのような病気にかかるかわかりません。もし手術代だけで30万や40万してしまったら、とても払いきれるものではないと思いました。そこでペット保険を検討することに。

とはいってもペット保険は人間の保険よりも内容が分かりにくく、免責や通院、補償範囲によって支払い金額が大きく異なり、各保険会社によって特色が様々で判断が大変です。ペット保険比較サイトは検索すれば山のように引っかかりますが、サイトオーナーの考えの偏りや利益によって、信用できないページがほとんどで困り果てました。…っていうかサイトオーナーは本当にペット飼ってるんですかね…。
そこで、とりあえずペット保険の資料を取り寄せることに。


▲ペット保険資料一括請求サイト(無料)を利用すると楽に取り寄せることができます。

資料を一通り目を通して思ったことは「損をしないよう工夫している」ということです。例えば保険料が安ければ、免責金額が高かったり、免責症状が多かったりします。満足いく保険を選ぶとしたら、保険料が莫大な金額になる始末。
さらにペット保険加入者に話を聞いたところ、一度病気になって保険を使用したら、次回以降は同じ病気では保険が免責になってしまい使えなかったそうです。

ペット保険は胡散臭く、眉唾ものみたいな感じはしますが、手術費用を考えると何か入りたい…

何か入るくらいの気持ちなら、一番安い金額で手術代のみ保障できれば良いと考えを切り替えました。
結果的に私たちが選択したペット保険は、もっとぎゅっと少額短期保険株式会社の「ペット手術保険のSタイプ」です。
理由は手術費用を80%補償し、保険料が最も安かったからです。

うちの猫は3歳なので保険料は月々570円と安く、9歳以降920円に上がるものの、それ以上高くなることはありません。
ペット保険は年をとるほど、恐ろしいほど値上げするので、この上げ幅はかなり良心的だといえます。
もちろん、免責金額14,000円や免責病例にヘルニアが含まれる、保障内容は手術のみで通院がないなどデメリットもあります。

しかし、月々の保険料の安さにはかなりません。

骨折を機に猫をより大事にしようと思った

猫が骨折する前まで「所詮、猫だから…」といった気持ちをどこかで持っていました。

しかし、いざ有事が起きた時はオロオロ対応したり、妻は涙を流したりと思っていたより猫は大切な存在だったと再認識しました。そのため、今まで考えてもいなかったペット保険や餌などを考慮するようになったのです。
今後も猫を家族の一員として大事に育てていこうと認識できた点だけは良かったことかもしれません。

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