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自閉症の症状が出ている息子の為にテレビを2年やめた結果【TVなし育児】

自閉症は症状の幅が広く、人によって異なる問題があり、診断を下すのは難しいと言われています。しかし、自閉症の大きな特徴として、コミニケーション能力が著しく低く、周りとの距離感が分からず社会に適応するのが厳しいという点ですよね。

「うちの子は自閉症ではないか。もしそうなら、将来普通に生活できるのか」と不安でいっぱいになってしまうパパママも多いのではないでしょうか。私もそうでした。

ところで、自閉症または発達障害と診断される子供の数が急増していることはご存知ですか。

NEWSポストセブンの記事(※)によると、20年前に比べ発達障害と診断される子供の数が7.4倍も膨れ上がっているとの事。
記事内では学校・保育現場で発達障害に対する認知が広まり、発見が早くなった事が原因と結論付けていたが、調べてみると様々な原因を上げる医師や専門家がいました。

※参照:発達障害児が9万人超え 20年あまりで7倍増の理由 www.news-postseven.com/archives/20160507_409670.html

「予防接種」「環境汚染」「核家族」「親の高年齢化」。調べていて、いくつも出てきたワード。中でも私が一番気になったのが、片岡医師が提唱する「テレビ論」です。

要約すると、テレビを四六時中見せることによって愛着形成がなされず、人格が上手く形成されないと言う理論。残念ながら詳しいエビデンスはほとんどなく、本当にテレビが原因かわかりません。

しかし、片岡医師が語っていた動画をみて、テレビに対して疑問を持つようになりました。

▲片岡医師が解説している動画はこちら

私が自閉症について調べ始めた理由は、1歳になったばかりの息子の反応に疑問を持ったことがきっかけでした。※現在息子は3歳になりました。お陰様で言葉はあふれるように出て、また、自閉症や発達障害を疑うような行動はありません。この時の悩みがウソの様です。

・呼んでも振り向かない
・目を合わせない
・親が別の場所に行っても気にしない
・他人と親の区別がつかない
・指差ししない
・真似しない

・何をやっても21時前に寝ない
・表情が乏しい

など…

「指差し」「喃語」「真似」一切なく、親に対してあまり興味がありません。

心配になって色々調べた結果、出てくるワードは「自閉症」「発達障害」「多動」といった恐ろしい言葉ばかり。その時、出会ったのが片岡医師の動画。まさに我が子とまったく同じ状況の子供達でした。

テレビをやめて苦労はなかったのか

テレビ撤去する前まで、四六時中テレビをつけていました。今までテレビの音が消えた家に住んだことがなかった為、テレビがない生活など考えられない生活です。

しかし、片岡医師の動画を見た翌日、我が家はテレビの撤去を決めました。
様子のおかしい我が子を、どうにかしたい一心の行動。

「子供が暴れるのではないか」「私達が耐えらないのではないか」「暇つぶしをどうしよう」

テレビを消すことによる様々な不安はありましが、1ヶ月後それらの不安は全て杞憂に終わりました。

テレビがなくなったことにより夫婦の会話は増え、だらだらすることなく、時間にゆとりを持てるようになったのです。時間が増えたことによって、家事に時間が取れるようになり、丁寧な仕事ができるようになり、子供と遊ぶ余裕ができ、話しかけ&遊ぶ時間が大幅アップ。

テレビを見なくても、子供が寝た後でYahooニュースを読めば、一日の動きはわかります。見たいテレビ番組があれば、U-NEXTとかでどうにかなりました。テレビを辞めたことによってメリットは増えましたが、デメリットは一つもありませんでした。

テレビを撤去してから半年の間におきた変化

テレビを一切見なくなってから、我が子は驚くほど変わっていきました。
子供の変化内容を説明していきます。

生活習慣の改善

早寝早起きが良いと聞いていたので、夜20時前に寝かそうと様々な試みをしてきました。
「昼寝をやめる」「運動をさせて疲れさせる」「あったかい牛乳を飲ます」などなど。

19時前にはテレビと電気を消して布団で寝かしつけてきましたが、21時過ぎまで寝付くことはありませんでした。

それが、驚くことにテレビを撤去した翌日から19時前に寝付くようになったのです。同時に夜泣きもなくなり、朝は5時起床と超早起きに。3歳になった今でも19時半前後には寝て、朝の5時頃に起床する生活スタイルです。

夜の睡眠時間は10時間ほどになり、昼寝を1~2時間するので、トータルの睡眠時間は11時間以上

言うことなしの生活習慣になりました。子供の生活習慣が整うと、私達は夜時間にゆとりが持てるようになり、ストレスがかかることが減りました。(こうしてゆっくりブログを更新する時間もあります)

人見知りを始めた

以前は人見知りをほとんどせず、児童館に行っても初対面の先生に抱きついたり、他の子の服が気になり、手を上げるような子でした。

他人に迷惑をかけるので、出かける事にストレスを感じ、外に出ることが億劫に…。そうなると、家の中でテレビを見る時間が増えて、悪循環に陥っていました。テレビ撤去後1ヶ月経ち、変化が少し現れた頃、勇気を振り絞って児童館に行ってみることにしました。

すると、初対面の先生に抱きついていた我が子が先生を見るなり「この人は大丈夫?」と私の顔を確認するようになったのです。大丈夫だと安心したら笑顔を向けて手をつないでいましたが、親と他人の区別が着くようになったと確信しました。

今では初対面の人に話しかけられると、はにかむように親の後ろに隠れる恥ずかしがり屋に。もう少し団体行動に慣れさせる必要がありますね。2歳後半からプレ幼稚園に行く様になってから人見知りは少し解消されましたが、相変わらず恥ずかしがり屋です。

姿が見えないと探しにくるように

愛着形成がなされている子供は親の姿が見えなくなると、泣きながら探したり、呼んだりします。
1歳になったばかりの我が子は親の姿がなくても、泣いたり、捜したりしませんでした。

例えば子供が別の部屋にお散歩に行っている間、親が隠れて戻ってきても、気にもせず扉の金具をいじったり、椅子の足に噛み付いたりしていたのです。

10分以上子供の様子を観察しながら隠れていても気にもしないので、我慢できず飛び出しても表情すら変わりませんでした。

まるで「親なんかいてもいなくてもどうでもいい存在のように」

そしてこれは1回きりでなく、何度やっても同じ結果に。当然、検証中はテレビを消しています。実はこの検証をしてみて、我が子の異常性に気づき、発達障害について調べ始めました。

テレビを消して10日後、同じ検証をしたらすぐに泣きながら探し始めたのです。嬉しくなって飛び出したら、子供は満面の笑みを浮かべました。その後、子供のブームはかくれんぼになり、1ヶ月毎日かくれんぼを繰り返しました。今は子供が逃げて、親が追いかける追いかけっことかくれんぼが合体した遊びを楽しんでいます。

呼びかけば振り向き、表情豊かに

通常、1歳頃の子供は名前を呼べば振り向き、笑顔で応じたりします。

うちの子は違いました。

名前を呼んでも振り向くことが極端に少なく、時々振り向いても一瞬眼を合わせて、別の事をする。
親との愛着形成に疑問を持つような感じでした。

また、表情も乏しく「無表情」「泣き顔」「たまに笑顔」の3種類のみ。
そして数少ない表情も親に向けるのではなく、物やテレビ等、無機質なものに浮かべました。

テレビを撤去したら一転します。

名前をよんだら振り向き、笑顔を向けるように。

表情も「泣き顔」「笑顔」「驚き」「興奮」「甘え」など豊かに。本当に別人のように変わり、親としても本当に驚きました。

親の真似をするようになり、喃語を話せる

テレビを四六時中つけていたときは、親に興味がないためか、親の真似をすることはありません。
親がおもちゃを使って遊んでいても、見向きもせず、一人ボーとしているかテレビを見ていました。そして、喃語すら話さず、無言のまま。

まるで機械仕掛けのお人形に近かったです。

テレビを辞めて、数日経ったとき驚く変化が現れます。
今まで、一切興味を示さなかったおもちゃに興味を持つようになったのです。車のおもちゃを、初めて転がし始めたのはこの頃でした。

そして、親が積み木を積み上げていたら、興味を持ち始め、真似して積み木をつめるように。また、おもちゃや積み木で遊んでいる最中、喃語がポツリポツリ出始めるようになりました。

半年経った今では、親の真似をなんでもかんでもしたがるようになりました。

多動症状がなくなり、落ち着いて行動

よく大型スーパーで幼児用が遊べるスペースを用意していますが、我が子は幼児スペースで遊べない子でした。

同じ月齢くらいの子供たちは、幼児スペースでおもちゃなどを使い楽しんでいますが、おもちゃに興味のない我が子は見向きもせず、スペースから脱走して明後日の方向へ高速はいはい。親は周りに見られながら、はいはいで脱走する子供を追いかけるだけでした。

また、多動ぎみの我が子はフードコートで食事ができませんでした。フードコートの椅子に座っても、食事に集中せず、泣き叫ぶだけ。1度2度だけでなく、行く度にこのような有様なので、大型スーパーはなるべく避ける羽目に。

テレビを撤去後、徐々に変化に目がつくようになったころ、初めて大型スーパーに連れて行きました。

すると驚くことに、今まで逃げるだけの幼児スペースででは、親の周りでおもちゃを使い遊ぶように。
座ることすらままならなかったフードコートでは、座って食事ができるようになりました。(半年経った今では、大人用の椅子に落ち着いて座り、食事もとれるようになりました)

これらの変化はテレビを撤去して10日ほどしか経っていません。わずか1週間強でここまで劇的変化をすることに、テレビの恐ろしさを身をもって体感できました。

親としてやれる事はやってみた方がよい

我が子はテレビを辞めてから劇的変化がありました。
しかし、テレビを見せないことで、発達障害を疑われる子供たち全てに効果があるかというと疑問符です。

「自閉症」「発達障害」「多動性障害」などは現在原因がハッキリしておらず、遠い将来では新種のウイルスが原因だったとか、突飛な発見もありえるからです。

我が家の息子は以前に比べると心配事は減りましたが、1歳7ヶ月にもかかわらず(意味のある)発語7個と少なく、発達障害の懸念は捨て切れません。⇒その後、2歳後半で言葉の爆発期を迎え、3歳になった頃には1日中マシンガントークでうるさいくらいになりました。

だからこそ、今できる最善の方法を取るしかないと思っています。

「自閉症にテレビは関係ない」という資料は大量に見つけましたが、テレビは幼児に良いといった資料はほとんど見たことありません

「テレビは関係ないけど、いいものではない」といった感じでしょうか。私自身もテレビやパソコンを長時間見ていると、頭もくらくらするし目がかすんできます。大人でさえ悪影響があるのですから、子供にとっては刺激が強すぎるはずです。

よく「メリハリをつけてテレビを見せれば、問題ない」という意見も聞きますが、メリハリつけてまで子供にテレビを見る必要はないと私は思います。

「テレビを見させている間に家事をしたい」ママも多いと思いますが、テレビを消して「今お料理しているんだよ」「これはピーマンだよ」「今洗濯物畳んでるよ」と話し掛けながら家事をした方が子供だって嬉しいですし、言葉の理解もしやすいのではないでしょうか。

子供の為に最善の努力を続けていたら「自閉症だったとしても、私達は出来る事をしてきた」と後悔する事も少ないと思います。

子供が起きている時は、テレビやスマホ、パソコンを見るのではなく、子供と向き合って育児をしませんか。疲れますが「一生懸命育児してる」と達成感はあります。育児が辛いと思ったら、ファミサポや業者に手伝ってもらいましょう。

【追記】テレビなし育児から2年後。3歳になった息子の成長

3歳になった息子は、かつぜつが悪いものの1日中ベラベラと話すようになり、私達との簡単な会話も出来るようになりました。定型発達している子と言葉面について比べても引けを取りません。

表情も豊かで、私達や第2子(娘)と一緒に遊ぶのが大好き。毎日ゲラゲラ笑って、時には妹とケンカしつつ楽しく過ごしています。性格はどうやらおとなしめっぽいですが、遊ぶ時は思いっきり大はしゃぎしますし、周りの空気もよく読めるのでTPOに合わせて行動している感じを見受けられます。発達障害を疑う様な事は1つもありません。

もしこのままテレビを見せ続けていたらと思うと…恐ろしい。

【追記】産まれてから1度もテレビを観ずに育っている第2子(娘)の成長

第2子(娘)は、産まれてこのかたテレビやDVDなどは1度たりとも見せたことはありません。そして、夫が在宅ワーカーになり、息子(=保育園通っていない)がいて1日中会話にあふれている状態。加えて、しょっちゅう色々な場所へ行き、刺激の多い生活を送っています。

そんな娘の成長ですが、すべてにおいて早めに成長しています。特に言葉はとんでもなく早い。生後10ヶ月ですでに「ママ」「まんま」「ねんね」と発語が出ています。中々言葉が出てこなかった息子を育てている私達は目が点に…。

表情はとても豊かで、息子といっちょ前に怒ってケンカ(?)をしてギャーギャーと声を発したり、私達が呼びかけると満面の笑みを浮かべます。指さしもばっちり。今の段階で1歳半検診を受けてもほとんど問題なくできるくらい早い。息子の時はすべてにおいて遅めだったので、驚きを隠せません。

もちろん、テレビだけの影響ではないですし個人差もあるので一概には言えません。しかし、テレビをぼーっと見ている時間の多い刺激の少ない生活よりも、いろんな所へいったり、お兄ちゃんと遊んだりケンカしたり生の会話のシャワーを浴びて刺激の多い生活をしていると成長が早いのかもしれません。

医学的根拠は何もありませんが、テレビなし育児をしてよかったと私は思っています。長女が3歳になるまではテレビなしでいこうと思います。