【天使ママ】死産~再妊娠~出産までの道のり。死産を乗り越える事なんて出来ない

71e879dccaf44e0143534a22ac92f620_s初めに断らせていただきますが、天使ママ以外には理解できない内容です。

この記事は「天使ママ」向けに書いていますので、そもそも天使ママとはなにか分からない方は読んでも理解できません。天使ママにだけわかってもらえばいいと思って書いていますので、それ以外の方はこの時点で記事を閉じて頂ければと思います。

私は2014年6月25日、息子の全前脳胞症で泣く泣く人工死産しました。16週4日でした。
人間の形をしているのに、戸籍に乗らない息子。
死亡届には人工死産の理由を法律上の関係から「経済的理由のため」と書かされて、すべてがなかったことになって大変憤りを感じました。(この辺の法改正はホントして欲しい!)

あれから4年。
私は再妊娠をして2人の子供に恵まれました。

流産・死産をしてしまった天使ママにとって、一番気になるのは「いつ再妊娠出来るのか・再妊娠するまでに何をしたのか」という事ではありませんか。

少なくとも私はそうでした。天国の息子を取り戻したい一心で、他の天使ママはいつ再妊娠をしたのか統計を取っていました。再妊娠するのは人それぞれ年齢や体の状態は違うので、それが自分に当てはまらないとわかっていても、やはり気になりますよね。

「流産・死産後 再妊娠」等で検索する天使ママに少しでも参考になればと思いますので、私の場合どうだったのかを書きます。

妊娠~死産までの事

当時の私のスペックは以下の通り。

・20代後半
・ハウスメーカー勤務
・子宮筋腫と排卵障害
・タイミング法で妊娠

元々生理の周期が不安定だったこともあって、不妊クリニックへ通っていました。
不妊関連の検査を受けて、タイミング法2周期目で妊娠。

当時働いていたので、妊娠7ヶ月頃に退社しようかなと思っていました。
妊娠12週位には上司や同僚に妊娠報告済。程なくして息子の脳が小さい等の異常がみつかってちょくちょく仕事を休んでしまいました。当時の上司や同僚には本当に感謝しきれません。嫌な顔一つせずにこの事態を受け入れてくれました。

死産~再妊娠までの事

死産後ふさぎ込んでしまった私は、もう仕事をするような精神状態ではなくて、今まで頑張ってきた仕事を退社しました。これに関しては、お偉いさんまでも凄く心配してくれて「迷惑かけたな」と今では思いますが、当時は満足にお礼も言えなかったです。この辺に関しては本当に心残りです。

何もかもが嫌になる/天使ママブログで吐き出す

息子を亡くしてしまったショックで悪夢に襲われ、私自身も消えてなくなりたいと思うようになりました。完全にうつ状態です。

夫から「気晴らしにネットサーフィンしたり、ゲーム等、家で出来る事を思いっきり楽しめばいい」という助言があったので、とりあえずネットサーフィンをしました。

・私と同じような人はいないだろうか
・どのようにして死産を乗り越えたのか
・死産後いつ頃再妊娠できるのか

色々調べていくうちに「天使ママ」という言葉を知りました。
そして天使ママブログをたくさん見つけました。

「私も思っている事やモヤモヤしている事を吐き出したい!」

ブログなんてどうやってはじめるのかすら分からなかった私ですが「ブログといえばアメブロかな?」と思って、アメブロで天使ママブログをはじめました※現在そのブログは削除しています

現実世界では誰も私の気持ちを分かってくれる人はいませんでしたが、ネットではたくさんの天使ママと巡り合えて、救われた気がします。人にもよりますが、私はブログを書いて気持ちを自分の心の中だけでどうにかしようとしなくて正解でした。もしネット上の天使ママ達がいなかったら、私は立ち直れなかったかもしれません。

人間関係の断捨離

死産後、心無い言葉を掛けられることが多々ありました。

「また子供作ればいいじゃない」
「死産した事なんて早く忘れたらいいでしょ」

信じられませんが、このような言葉を掛ける人たちがいました。

私が死産した数か月後に姉は出産しましたが、子供の自慢話がうざかったです。

死産してからまだ数か月後なのに。
線香1本上げに来なかったくせに。
っていうか私の親類は無反応。夫側は色々してくれたけど。

近くの親類よりも、顔の見えないネット上にいる天使ママ達の方がよっぽど気持ちに寄り添ってくれました。
以前からあまり好きではなかった親類と嫌々付き合っていましたが、やっと私の中で吹っ切れたので、親類であろうと不要な人間関係を完全に断つことにしました。

つまり人間関係の断捨離です。

スッキリ。今もこの時に酷い対応だった方達とは連絡していませんが、何も困った事はありません。

再度不妊クリニックへ通い始める

心は沈んだままでしたが何もしないと再妊娠は望めないので、再度不妊クリニックへ通う事に決めました。

今度はいつ妊娠出来るのかわかりません。診察を待っている間に(天使ママなんて私だけだよな)と思いつつ、目をつぶっていました。

子猫を飼い始める

死産してから数か月後、夫が会社内で置き去りになっていた子猫を拾ってきたので、自宅で飼い始める事になりました。死産してから「妊活・妊活」と必死でしたが、初めて見る子猫に心を奪われ、子猫の世話に奮闘していました。

子猫の世話って赤ちゃんと同じなんですよ。3~4時間ごとにミルクをあげて、排便も出来ませんので手伝いました。子猫が可愛すぎて心がどんどん浄化されました。子猫を飼うのは偶発的な出来事でしたが「この子猫は私達がいないと生きていけないんだ」とへんな使命感が産まれたので、私が死産後から時々思っていた「自ら命を絶つ」という考えはなくなりました。

短期バイトをはじめる

猫を家に放置するのはちょっと気が引けましたが、猫の離乳期が終わったので、短期バイトをはじめる事にしました。がっつりフルタイム勤務です。家から帰ったら猫の世話もしつつ家事もする毎日。この頃やっと日常生活を取り戻した気がしました。

再妊娠は死産から半年後

死産前とは幾分変化した生活。
「日常生活をするまでに心が回復したんだ」と思った矢先、再妊娠しました。
死産しているので、無事に出産するまで心の休まるときはありませんでしたが、妊娠した事の喜び・赤ちゃんがお腹の中で大きくなることの素晴らしさをしみじみと感じていました。

後悔したくはありませんでしたので、妊娠したらNGと言われている事は全部禁止。でも、全然辛くはありませんでしたね。子供を失う事の悲しみに比べるとホントちっぽけな事ですから。

「死産を乗り越える」ってよく言うけど

4年たった今は3歳0歳の育児に大変な日々を過ごしていますが、死産したことを乗り越えるなんて出来ません
一生乗り越える事はないでしょう。
死産したことは変える事の出来ない過去なのに、乗り越えるって表現がそもそも変だと思います。

戸籍にものる事のなかった天国の息子。私だけは一生忘れません。
本当の意味で命の尊さを教えてくれた天国の息子にありがとうと言いたいです。

2人の子供たちには、近い将来「天国にお兄ちゃんがいるんだよ」と教えようと思っています。

息子が天国に旅立ってから丸4年。

今でも時々思い出しては、涙を流してしまいます。

【死産後に読んで心が救われた書籍】
コウノドリ(マンガ)
ママ、さよなら。ありがとう
ごめんね、ありがとう。 (産まれることができなかった赤ちゃんから届いたメッセージ)
天国郵便局より おとうさん、おかあさんへ

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