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待機児童問題がいつまでたっても解決しない理由

8192b0b15af2852bc1d7a1e4a4f39f68_s「保活が大変」
「保活頑張ったのに保育園に入れなかった」

待機児童問題。

私の姉も娘を保育園に入れる事が出来ず、待機児童になってしまいました。
姉は都市部に住んでいる訳ではありませんので、待機児童は都市部だけの問題ではありません。

とにもかくにも毎年様々な場所で待機児童が云々言われているのに、解決しませんよね。
一体どうしてでしょうか。

子育て世代の政治に対する関心の薄さが問題

ef936bb224833d3d622b8ee182d691b0_s子育て世代に皆さん、毎回選挙に行ってますか。
政治に関心を持っていますか。
街頭演説を聞いて、納得の行く人に投票していますか。

恐らく多くの方は「政治の事に関してはよくわからない・興味がない」なんて方が多いのではないでしょうか。
実際、私の周りのママ同士で子育ての話をすることはあっても、政治の事なんて話題になりませんし、政治の話をしようものなら変な目で見られてしまいます。

投票率を見ても、子育て世代における政治の関心の低さが露呈されています。
touhyouritu※参照:総務省HP

・20代32%
・30代42%

子育て世代の中心である20代・30代の投票率が極めて低いことがわかりますね。

子育て世帯の投票率が高齢者の半分です。

ただでさえ高齢者の実数が多いのに、子育て世代の投票率が高齢者の半分では意味がありません。

政治家は投票率の高い高齢者寄りの政策を提案して、選挙に勝ちたいと思うのは当然でしょう。ですから、政策が高齢者寄りになってしまうのは必然です。

「子育て世代の投票率が100%になっても、高齢者の実数には勝てないから投票しても意味がない」

こんな風に考えていませんか。

例え実数が少なくても、パーセンテージが高ければいいんですよ。

政治家もアホではありません。子育て世代に圧倒的な支持を得て当選しようと考える政治家もドンドン増えてくるはずです。

投票に行くことはムダではありません。
というか、投票に行かないと意味がありません。

もし私達が本気で待機児童問題をどうにかしたいと思っているのであれば、子育て世代の投票率をあげなくてはいけません。

保育園に落ちた!日本死ね!!のブログの人の様に、自分に不利益があった時だけギャーギャー騒いで中身のない主張をしても、相手にしてくれるわけありません(「中身のある議論をしろ」「誰が書いたんだよ」「ちゃんと本人を出せ」ってヤジも飛んだくらいですからね)。

普段何にもしない夫が、家事のやり方についてギャーギャー言ってきたらムカつきますよね。
政治家の人達が「保育園に落ちた!日本死ね!!」に人に受けている印象はそんな感覚でしょう。※ちなみに「保育園に落ちた!日本死ね!!」の人は混同しているようですが、少子化問題と待機児童は別の問題です。

供給が追い付いていない

9f112d7d8e882d6cd4725e367d07bf4c_sでは待機児童問題に関して、政府は何もしていないのでしょうか。

そんなことはありません。
少しずつですが、やれることはやってきています。

保育士の給料が低いとは言われていますが、平成27年4月から開始した『子ども・子育て支援新制度』により、民間の保育士の給与が平均3%改善され、公務員給与の見直しによって保育士の給与が平均2%改善されています(各事業所によって異なる)。

参照://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/osirase/140131-1.html

ちなみに保育園の数は年々増加しています。

hoikuen-suu参照:www.garbagenews.net/archives/2092001.html

幼稚園の数は減っていますが、共働きで核家族化か進んだこともあり、幼稚園の利用者数は減少傾向ですので、それについては問題ないかと思われます。

保育園は増えているのに、待機児童もドンドン増えています。

つまり、完全に供給が追い付いていないのです。

「じゃあどんどん保育園を作ればいいじゃないか」

そんな単純な事ではありません。

保育園を建設するには、たくさんのヒト・金・土地が必要です。

待機児童の多い都心部は、特に土地が足りません。
物理的に保育園を増設出来ないという訳です。

子育て世代の要求ばかり採用するわけにもいきませんので、空いている土地全てを保育園にする事は出来ません。仮に保育園をドンドン増設できたとしても、今度は保育士が足りませんよね。どうしましょうね。このように、待機児童問題を解決するには様々な問題が山積しており、全てをクリアにしていかなければなりません。

ご存知の通り、日本の財源はとても厳しい状況ですから、レスポンスの少ない(=投票率が少ない)待機児童問題にお金をかけても仕方がないというのが実情でしょう。

子供が小学校に入ってしまえば、どうでもよくなるママ達

5dd6df6cbe1603dbe165a27c36fc5b16_s「保育園に入れない!」
「待機児童問題どうにかしろ!」

こんな風に怒りに震えている人達も、自分の子供が小学生になってしまえば、待機児童問題なんて他人事になってしまいます。

当事者である数年間の間しか考えないんですよ。

自分に不利益がなくなれば、関心がなくなるという事です。

何かあっても、実際は選挙にもいかずに、ネットや周りの人達にグチグチ言うだけですよね。

だから政府は耳を傾けません。

だってね、日本には様々な問題が山積しているんですよ。

外交問題、介護、年金問題、雇用問題…等。

私達子育て世代はどうしても視野が狭くなりがちですが、子育て問題だけを考えて日本が動いている訳ではありません。

待機児童問題もたくさんある問題の中の1つです。

中でも子育て系は上にも述べたようにレスポンス(=投票率)が少ないので、後回しになっても仕方がない事です。そんな状況ですので「保育園に入れなかったら、親に預ければいい」など、個々で対策を考えるしかありません…。残念ながら…。


子育て世帯も政治に興味を持つ事が大切です

3013cd40d339b2f077c03d65f2e7ba12_s私は豪州の大学に留学していたことがありますが、日本人は平和ボケしているのか、豪州の人と比較するとそもそも政治に無関心な人が多いです。

豪州では学生同士でも普通に政治や選挙の話をします。
「この候補者はXXだから嫌だ」「XXって政策についてどう思う?」とかってね。

日本の主婦同士で政治の話なんかほとんど出ません。
っていうか、出ない。

「この間の選挙行った?」

なんて一度たりとも話した事ありません。

日本の政府がどう考えて、現状に至っているのか知らないから短絡的な考えが出てくるんですよね。

「待機児童多い=保育園作れ」
「日本は何もしていない」

とマスコミの報道だけで判断して短絡的な発言をするママ達。ちゃんと筋道を立てずに、愚痴ばかりを言っているだけなので相手にされなくて当然です。

「日本は厳しい財源の中で様々な事を調整しながら、少しずつ対策はしているのに何言ってんだこいつ?」ってなる訳ですね。

「保育園に落ちた!日本死ね!!」っていうか「そんな議員を任命した国民がクソ」です。
今の議員を任命したのは、元を辿れば私達日本国民ですよね。

選挙に出馬した人の中には「少子化・待機児童問題をどうにかしたい!」という候補もたくさんいたはずなのに、その人達を支持しなかった私達子育て世帯の責任もあるのです。

という事で、本当に待機児童問題をどうにかしたいのであれば、取り急ぎ私達(子育て世帯)が出来る事としてはこれです。

・選挙に行く
・街頭演説等を聞いて、納得のいく人に投票する事

子育て世帯の投票率を100%に近いレベルにして、筋道の通った主張をすれば、待機児童や少子化問題などの子育て世帯にとって優勢な政策が溢れ出てくるかもしれません。

いずれにせよ、選挙にすら参加せず、政府に全てを丸投げしているのにも関わらず、要求だけ言うのは馬鹿げている行為です。

※ちなみに「欧米は子育て世代に優しい」とマスコミからの情報だけで判断するママも多いですが、税金(所得税・住民税など)日本とは比較にならない位恐ろしいほどに引かれますので、全体的には不満が溜まると思います。ま、国の政策について文句言うのであれば、ちゃんと背景も勉強しないと「ただの馬鹿」と認定されます。気を付けましょう。