日本製ベビーセンサーBabyAiレビュー。IBUKI後継機種は格段に進化していた

育児グッズには数多くの種類がありますが、ベビーセンサーを購入している人は少ないです。それもそのはず、国内メーカーで家庭用ベビーセンサーを販売しているのは1社のみで種類も1種類しかありません。その他のベビーセンサーは全て海外製で、日本国内の公式代理店はスヌーザヒーローしかありません。残念ながら並行輸入はまがい物が数多く出回っています。海外製品はまがい物が多く国産は数が少ない為、ベビーセンサーが浸透しないのも仕方がない気がします。

国産ベビーセンサーを製造している会社は㈱リキッド・デザイン・システムズというベンチャー企業です。今回、リキッドデザインシステムズ様より新作ベビーセンサーレビューをして欲しいと依頼を受けたので、実際に使用してみた感想をまとめました。

ベビーセンサーIBUKIとは?

リキッド・デザイン・システムズはBaby Aiの前にIBUKIというベビーセンサーを販売していました。しかし、元々IBUKIは保育園用ベビーセンサーであり、家庭用ベビーセンサーではありません。保育園や個人客も保育園用なのか家庭用なのか区別がつかず、混乱しトラブルに発展しかねないということで家庭用ベビーセンサーはBaby Aiという機種に生まれ変わったそうです。

では国産ベビーセンサーIBUKIが海外ベビーセンサーと何が異なるのか簡単にまとめました。

・呼吸をiphoneで記録できる
・製造、生産が国内
・非接触型で呼吸感知センサー搭載

 

非接触型で呼吸が取れる点が他社製品と比較して大きく異なるところです。接触型で呼吸が取れるベビーセンサーは海外にもありますが、服やおむつにつける必要がある接触型はうつぶせ寝に使用してもうまく感知できません。

新製品Baby AiはIBUKIの機能をを受け継いでいます。

ベビーセンサーBaby Aiの特徴と性能について

Baby Aiには様々の特徴と性能があります。主な機能をまとめました。

1.赤ちゃんの呼吸を長期間記録可能

IBUKIの説明でも書きましたが、Baby AiはIBUKIと同じく呼吸を計測して記録することができます。接触型ベビーセンサーで計測することができる機器はありますが、記録まですることはできません。また他社製品の非接触型(センサーマットタイプ)は呼吸を測定することができず、赤ちゃんの動きでしか判定できません。つまり赤ちゃんの痙攣でも反応してしまうということになります。もちろん記録することはできません。
記録方法もiPhoneのブルートゥースを使用するだけなので、簡単に接続できるところも嬉しいです。接続やアプリ使用方法について何か問題があれば国内にカスタマーがあるのでメールで簡単に質問できるところが安心できます。

私もレンタルの取り扱いについて質問したことがありますが、1営業日以内に回答がありました。レンタルは取り扱っておらず、メーカー公式オンラインショップでしか販売していないとのことです。どうやら過去トラブルがあったとか…

2.大きいセンサーマットで広い範囲をカバー

ベビーセンサーの最大の障害は赤ちゃんの寝返りです。センサーマットタイプの場合、センサーマットより寝返りではみ出ることによって感知ができなくなりアラームが鳴ってしまう事があります。

余談にはなりますが接触型、非接触型の両方を使用しましたが、接触型ベビーセンサーの方が寝返りに弱く、うつぶせ寝になってしまうとほとんど使い物になりませんでした。

BabyAiはセンサーマットサイズが600×900とミニベビーベットサイズと同等で非常に広く、布団から外れない限りは感知できるそうです。ベビーセンスやエンジェルケアのセンサーマットサイズが350×350なので倍以上の大きさになります。

しかし、センサーマットより小さいベビーベットを使用していた場合どうすればいいのか疑問が残ります。そこで「センサーマットサイズより小さいベビーベッドを使用している場合はどうすればいいのか」メーカーに質問してみました。
すると600×450サイズのセンサーマットをオプションでつけるそうです。価格は6,500円とのこと。残念ながらオプションとなるので600×900サイズの正規センサーマットの追加購入という形になるとのことです。

また、3,000g程度の赤ちゃんの場合、動きや呼吸運動が小さく感知することが非常に難しいです。ベビーセンスとエンジェルケアを使用している時も布団に厚みがあると赤ちゃんの動きを感知することができませんでした。

特にBabyAiやIBUKIの場合、呼吸感知のため厚めの布団の下にセンサーマットを設置したら感知することは困難です。そのため布団の上にセンサーマットを設置する必要があります。

センサーマットには直接寝ても痛くないようスポンジが入っているので、赤ちゃんが痛くて泣いてしまう事はありません。

3.製造とカスタマーが日本

製造とカスタマーを国内で賄っている点も大きな特徴です。海外製と比較して製品の作りはさほど変わりませんが、日本の方が安全基準が厳しく、人体に安全でないニッケルやキシレンなどが含まれた塗料を使用することはできません。海外の規制は日本と異なるので使用することができます。

過去には有害物質が含まれた中国製のビーズ玩具「アクアドッツ」を飲み込んだ男児が意識不明の状態に陥る事故もありました。日本ではなくアメリカとオーストラリアで発生した事案だったので大々的に報道はされませんでしたが、日本でも可能性のある事故です。そのため子供の手に触れる製品はできるだけ日本製の方が安心できます。

また、カスタマーの担当者が日本人という点も好印象です。取扱説明書も日本語なので使用時に迷ったりすることがありません。

日本製ベビーセンサーIBUKIより進化したBaby Aiの機能

BabyAiはIBUKIの機能を大きく進化させています。進化した内容をまとめました。

1.呼吸記録日数が7日から30日と長期間に

IBUKIでは呼吸日数を記録できるのが7日間でした。BabyAi専用アプリNappleeでは呼吸記録日数が30日間と大幅に増え、約1ヶ月の呼吸を記録することができます。
さらに呼吸の動きの波線も同時に記録できるようになりました。IBUKIでは波線をリアルタイムでしか見ることができなかったので、夜間における呼吸の動きを確認できるのは嬉しいですね。

2.一時停止ボタンが新たに追加

赤ちゃんは夜泣きや夜間授乳など寝ている時もベッドから離してお世話をしなければなりません。IBUKIではベッドから離れるたびに電源をoffにしなければならないため、電源を切るたびにiphoneアプリから接続切のアラームが鳴って面倒でした。また、起動直後は呼吸読み取り作業が必要になるため、アラームが鳴りやすく電源on、offする作業は苦痛です。

Baby Aiでは一時停止ボタンが設けられているため、ボタンを押すだけでアプリも同時に一時停止モードへと切り替わり、アラームが鳴ることがありません。
一時停止のため危険と記録されないため、正確な呼吸を記録することもできます。ボタンを1度押すだけで一時的(最大30分)止められるのは使用していて非常に便利です。

3.本体警報音のボリュームを調整可能に

IBUKIは警報音をON,OFFできましたが、ボリューム調整はできませんでした。Baby Aiでは警報音のボリュームを4段階に調整することができます。警報音も他のベビーセンサーと異なり、目覚まし時計のように徐々に大きくなっていくため、突然爆音が鳴ることがなく安心して使用することができます。

4.温湿度センサーを搭載

Baby Aiは温湿度センサーを搭載しており、赤ちゃんが寝ている部屋の温度と湿度を専用アプリNappleeにて確認することができます。また、赤ちゃんが快適に寝ることができる温湿度を自分で設定し、部屋の温湿度が設定から外れた場合、警報アラームを鳴らすことが可能です。

ベビーセンサーBaby Aiを使った感想

実際にBabyAiを使用しました感想をお伝えします。センサーマットは意外と軽くて持ちやすく、設置も簡単にできます。

カバーに取手がついているので保育園やお出かけ先に持ち出すことも容易にできるところが便利ですね。大きさはミニベビーベッドサイズなので前機種IBUKIよりかなり大きく感じます。

特徴でも紹介しましたがベッドに入らない可能性があるのではないかと問い合わせたところ、小さいセンサーマットもオーダーメイドで製造することができるとのことです。オーダーメイドマットの大きさは45cm×55cmになります。

ちなみにセンサーマットのカバーは、センサーパットを取り出して洗濯することもできます。水はけがよく天気がいい日は半日もあればカバーは乾いてしまいます。ただし、一度洗濯してしまった場合、センサーマットは保証の対象外になるので注意が必要です。

本体機器は電源ボタンと一時停止ボタンがあり、一時停止ボタンは一度押すと30分ストップします。一時停止ボタンを押すと、アプリの計測も一旦ストップされ、解除と同時にアプリも自動復旧するので意外と使い勝手が良く便利だと思いました。ただ、若干ボタンが硬く押しにくい点がマイナスポイントです。

センサーマットの上にはスポンジがあり、子供が直接寝ても喜んでいます。どうやら固くなく寝心地は良いようです。BabyAiはIBUKIと同様に体重が6kg未満は布団の上にセンサーマットをひき、6kg以上は布団の下にひいて使用します。そのためIBUKIではセンサーパットが硬く嫌がっていた子供もスポンジが入っているおかげで寝やすいようです。

1歳の娘に設置してみました

1歳の娘は体重が10kg近くあるので、布団の下に設置しました。布団2枚重ねの下に設置してみて呼吸が取れるか実験です。

布団とマットレスの下にBaby Aiを設置。さらにBaby Aiの下にもマットレスという厳しい条件下で実験。

赤いところにBaby Aiがある状態です。

設置後30秒…呼吸の波形が出てきました。どうやらしっかり呼吸はとれているようです。

前機種IBUKIより感度が良く、しっかり呼吸を計測できているような気がします。さらに感度調整をアプリで出来るので、環境や赤ちゃんの呼吸によって感度変更できる点が便利で安心して使用できます。

IBUKIと同様に呼吸数の記録を保存でき、翌朝確認することができます。

さらに呼吸の波線も確認できるようになりました。なにげに嬉しい機能です。

もし、機器トラブルや何か不具合が発生してもアプリからメーカーに問い合わせをすることができます。驚いたことに記録しているデータも一緒に送られ、分析に回されるようです。他のベビーセンサーではない非常に高度な技術だと思います。

体重4kgの猫にも使用してみました。


メーカーによると人間以外の動物でも呼吸を取れるという事なので、我が家の猫で実験してみました。体重は4kg弱なので新生児とかわりません。性格が大人しい為か一晩設置しても動くことがなく、しっかり呼吸の記録が取れました。

猫の方が新生児より呼吸の波が激しく、呼吸運動が大きいようです。新生児で使用しても近いデータが取れると思います。

BabyAiのメリット

BabyAiの最大の武器は呼吸測定と記録できる点です。実際に使用してみて前機種IBUKIより感度が上がり、センサーマットの範囲が広がったおかげで、多少の寝返りにも対応できるようになりました。1歳の娘は非常に寝相が悪く、あっという間にどっか行ってしまいますが、3時間程度でしたらセンサーマットが感知できる範囲で寝ていました。

また、一時停止機能があるおかげで授乳のたびに電源ON,OFF切り替えする必要がなく使い勝手が良いです。他のベビーセンサーにはない機能なく、BabyAiのメリットの一つと言えます。

国産メーカーならではのデータ受取サポートサービスも嬉しいですね。安心して機器を使用することができます。

BabyAiのデメリット

価格が高いことが最大のデメリットです。国内製造及び国内サポートであり、数量も限定的なので仕方ないかもしれませんが、64,800円(税抜)は少々高いです。4万円程度まで下がると購入しやすいと思います。それでも前機種IBUKIが88,000円(税抜)だったので大分値下げはしているのでこれからの企業努力に期待です。

また、iphoneやipadでしかアプリ接続できない点に不便さを感じました。アンドロイドでも接続できるようになれば販路も広がるような気がします。

日本製ベビーセンサーの今後の期待

製造数量が安定し、単価が下がっていけば多くの人がBabyAiを使用できると思います。個人的にはカメラ機能や音声モニター機能を搭載したベビーセンサーも販売してほしいですね。人によってはセンサーマットから外れた際、離床機能があると便利だと思うかもしれません。
まだまだ、性能アップや価格見直しなど成長できる機器だと思うので頑張って欲しいと思います。

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